オワタロウのヨタ話

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仮面ライダーアマゾンズ 最後の審判は駄作?賛否が分かれる展開を冷静に分析してみた。

5月の終わりに公開された劇場版仮面ライダーアマゾンズ

その展開に結構賛否が割れている感じ。

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個人的には映画の尺だし、いままでみたいなシナリオの質なんか維持できねーべって感じで見に行ったのでそこそこ満足なのですが

仮面ライダーアマゾンズ 最後の審判。何がそんなに賛否を呼んだのか、分析してみましょう。

 

 

その前に、アマゾンズを知らないのにここに来ちゃった人は下の記事たちから見てね

 

owatarou-sakaba.hatenablog.com

 

owatarou-sakaba.hatenablog.com

 

【とにかく説明が少ないストーリー展開】

今回の劇場版に言えることは、深刻な説明不足だということ。

ネオアルファは唐突に俺は人間だと言い始め、どういう理屈で人間がアマゾンに変身できているのかという説明がない。

アマゾン細胞を取り込んだ人間がはどちらなのかという意味だったのかもしれないが、それならばシーズン2のアマゾンはなんなんだという疑問が出る。

 

そしてアマゾン畜産化計画は未来の食糧危機という、今持ってこられても感情移入しづらい現段階では表面化していない社会問題を根拠にされていた

設定に対する説明がリアリティーがなく、ふわっとしてしまってあいまいな感じ。

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やばいベルトつけてるしアマゾンじゃないのか

 

これらの下地があいまいなままで、悠と仁がお互いに一線を越えてしまい、決着をつけるしかない展開に持ち込まれてもなんだかなあという感想になってしまう。

設定の積み重ねが見る側に納得できるものではないために、いつの間にか仁と悠が一線を越えたことになっていて、戦うしかない状況にいるように見えてしまう感じが残念だった。

 

本来の重く、説得力のあるドラマを求めていた層からはまず非難されるのは仕方ないクオリティ

 

しかしアマゾンが人間に食われる、悠と仁が一線を越えて引き返せないところまで来てしまう。この二つのアイディアは面白く、良いものだったと感じる

腹を貫通されても死なない、そして仁を始末したがらない悠と自分以外のアマゾンを殺すまでは死ねない仁では最強の盾と矛のようなものだ。

勝負は永遠につかない。それを崩すためには変化が必要になる

 

この二つのアイディアは変化として十分なものだったと言えるだろう

ただし、それが110分という短い尺でやりきれる設定であったかというとそうではない。その結果が今回の雑な展開を引き起こしてしまっている。

 

5時間あったフィルムを無理やり2時間弱に収めたような展開はキャラクターの最低限必要な内面の描写までも削り取ってしまった

過程が少なすぎるためにどのキャラも会話に違和感がある。

例を挙げると、草食アマゾンと和解した駆除班はその後すぐにアマゾン側の勘違いによって草食アマゾンとの殺し合いに発展する展開となるが、普通に殺してしまう

食べてみる?と挑発した三崎ですら簡単にアマゾンを殺してしまうのだ

これは明らかに描写が不足している。これで十分な描写だというのならば素人の読み切り漫画レベルの質でしかない。

 

自分にこの世界観を納得させてほしい。世界観に納得した上で二人の決着がみたいという考えの人にはとても受け入れられないお粗末な内容であったことは確かだろう

今回の劇場版は私のようなとりあえずはそういうものとして受け入れるタイプでやっと視聴に耐えうる作品なのだ

 

つまり前者のタイプであれば賛を見つける前にもう論外、否となってしまう

今回のアマゾンズはこれが最大の欠陥だったのではないだろうか。

エヴァのようにシーンとシーンを楽しんで繋がりはだいたい意味不明

今までのシナリオの作りとは真逆と言っていいほど違う。

今回のアマゾンズは完結編でありながら、それまでとは全く方向性の違う作りに走ってしまった

駄作と呼ぶアマゾンズファンがいても無理はない。

【あのキャラがいない】

また、千翼が登場人物の回想や幻覚に全く出なかったことも痛い

ここまで荒のある作品なのだから出すべきだったのではないか。

生存していましたではシーズン2の否定に繋がるから生きて出すのは論外

あくまで回想や幻覚で、シーズン2の仁は目が見えなかったから姿が分からなかったという意見もあるが、それなら後ろ姿が一瞬だけでもいい。

ファンサービスとしてこれがあっただけでも評価は少し違ったのではないだろうか。

 

シーズン2の終盤では、殺す前に愛おしそうに千翼の頬を撫でた仁。

その幻覚に七羽しか登場しなかったのが淡白に感じたのは私だけだろうか

【まとめ】

劇場版でやれる世界観ではなかった。というのが正直なところだろう。

複雑な設定とテーマで展開されるアマゾンズにはただただ尺が足りなかった

それに尽きる一作だったのではないだろうか。